30歳を迎えたある日
突然、富士山に登りたいと考えていたある日
コーチングの研修で知り合った友人が
富士登山のガイドをする機会があると話をしていた
今まで山登りなど、小さい頃に両親に
尾瀬に連れていってもらったぐらいで
それ以降全くが縁のない世界だった
そんな不安をよそに
その話を聞いて
すぐに自分はぜひ登りたいと答えていた
不思議なもので想いが形になるとはよく言うが
こんなにすぐに機会が繋がるとは思ってもいなかった
期待に胸を膨らませ
初めての登山
何を用意したらいいかも分からず
教えてもらった必要な物リストを片手に
お店を一軒一軒みて回って
一通り必要な物を揃えていった
初めて見るものばかりで
これで合っているのか、間違っていないのか
不安にも思いながらもワクワクしながら探している自分がいた
未知の体験に挑戦することがこんなに楽しいものだとは思わなかった
登頂当日の朝、緊張の中で
当日の朝、緊張の中集合場所である新宿駅に向かった
同行するのはガイドの友人、同世代の方、70代の方、
そして、私の4名で登ることになっていた
私を含め皆初めての富士登山であった
皆、緊張の面持ちで身体をストレッチしながら
長く歩くときのポイントと呼吸の仕方を教えてもらった
身体が少し温まって来た
その頃には気持ちも少し落ち着いていた
準備ができた
そして、一歩ずつゆっくりと今夜の宿となる山小屋を目指して歩き出した