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森のリトリート【大切な仲間とともに自分の心に素直になる】

昨年1月に雪の中、森のリトリート((株)森へ)が提供するプログラムに参加した。

あれから1年、そこで出会った仲間と再会する。

そんな朝、山中湖湖畔が出迎えてくれたのは逆さ富士。

何年も山中湖を訪れたことはあったがここまで綺麗な逆さ富士は初めて見た。

朝からテンションが上がる。

皆の再会の喜びを感じながら、コタツを囲みながら身体を温める。

本当に素晴らしい仲間と出会うことができたことに感謝の気持ちで一杯。

一年前には考えられなかった世界に足を踏み入れ、どんな場所に立っているのか

分からないようにふわふわした感覚で久しぶりに訪れた森の家

1日目、森の中に入り、自分が約束したサインの気を見つける。今もその場所に変わらず

力強く立っていた。その木に触れ感謝を伝えた。まだ、その時に書いた手紙は開けていない。

何故開けていないかは自分には分からない。ただもう少ししたらその文面に目を通すことになるだろう。

今、思い返しながら文字に落とし込んでいる。

森の中で過ごす時間本当に貴重な時間が短い時間を過ごして1日目を終える。

森からみんなで火を囲みながら語り明かす。あっという間に時間がすぎる

本当に心がほっこりする瞬間が溢れていた。

 

翌日の朝。ふと窓の外に神々しく存在する

富士山が目に移る。すぐにでも富士山を見に行きたい

その思いが溢れ出す

仲間の提案で森の中で富士山が見える場所を探そうと提案を受ける

今まで考えたことのないことだった

富士山が見たい、ただただその想いだけがあるだけで自然と嬉しくて

一歩一歩が軽快に進んでいく。子供ような気持ちだ。

「小さい時にあの山に行きたい」

両親に伝えた時と同じようにただただ惹かれるがままに足が進んでいく

森の奥に広がる太陽

その森の先に富士山が見えては隠れ、見えては隠れる

どんどん歩いていくと小一時間歩くとひらけた場所を見つけた

倒木に寄りかかり富士を見上げる。本当に心地よくこの場所にずっと居たい

ただそう思った。自然とみんなが集まってくる。そして、少しするとみんな

それぞれが好きな場所を探して歩き始める。

それぞれがそれぞれの時間を楽しんでいる。

友人とゆったりしていた。コーヒーを入れ始める。

いつも尊敬するまささんしてくれることと同じようにみんなに

ただただサーブしたい。その気持ちだけだった。

 

今までに沢山のいろいろなことにチャレンジしてきた。

その中で自分にとって、飾らない自分がいた。

鎧も何も着ていない。素の自分がいた。

この数年、ずぅ〜と置き忘れてしまった。

自分の姿がそこにあった。

 

自分が幸せだと思える瞬間がそこにあった。

 

自分が求めていたのは、そんな瞬間を提供することが自分の使命であり

役割であり、存在意義なのだと思った。

 

そんな自分の存在意義を感じる瞬間となった。

この気持ちを忘れずに日々過ごして行きたい。

 

そして、何故ここまで富士山に惹かれるのか?

自分にとって富士山とは何なのか?

心の中にある言葉を大切に日々生きて行きたいと思う。

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憧れの山で迎えた新たな一年

2017年12月31日 憧れの山、富士山の麓で年を越す機会を頂いた。

今までの人生の中で山の上で、それも日本で一番高い山で過ごす機会を得るとは今まででは考えられない機会だった。その機会を与えてくれたのは、尊敬する戸高雅史さんが提供する双子山ご来光コースです。

朝、山中湖の麓のベースに集まります。雪山に入るに当たり、必要な装備をしっかりと準備。ゆうみさんの用意してくれた美味しいご飯で腹ごしらえ。いつも感謝です。

いざ登り始めると今年の富士山は雪が少ないようです。高速道路から見た富士山もいつものような白富士でなく、所々に雪があるようです。近くまで行かないとどれくらいか分からないですが、その雪の具合も想像しながら山に向き合うのも楽しみの一つです。

登り始めて森の中を抜けると空は晴れ渡りさんさんと太陽が煌めいています。

少し登り始めると風が吹き始めてきました。目の前には大きなな雲が現れます。

双子山までもうすこし空の色も少しずつ変化してきます。

登りながらいつもなら隊列になって登るところ、雪も少なく

みんなそれぞれのペースで登り始めます。今までいつも複数に登る事が多く

自分のペースで合わせて登ることは少なく、自分のペースを保つことの難しさを感じながら登ります。

時が進むのは早いもので自然と空に色が着き始めます。その色の変化を感じると日が落ちるのを感じます。

肌に触れる気温も一気に寒さを感じるレベルになっていきます。この一瞬の変化を感じる時

いつも太陽の素晴らしさ、大切を感じる瞬間です。

双子山の弟山の山頂についた頃、風が強くなりテントを張るのも一苦労です。

仲間で協力してテントを張ります。この時に本当にチームで登ることの心強さを感じます。

テントは張って、寝床を確保してみんなでゆったりと温かいものをテントの中で食べながら

ゆったりと時間を過ごします。本当に心地よい時間が続いていきます。

テントの中と外は本当に別世界です。この布を一枚挟んだだけで変わる世界。

不思議なものです。そこには、1億数千にいるこの日本で富士山のこの双子山にいるのは

私たち5人だけの貸切の世界です。本当に贅沢な世界です。

空の色は刻々と変化し、月が現れます。その月の輝きも空の色が変わる度にどんどんと輝きを増していきます。

空に光る月明かりだけで、ライトは必要有りません。

 

月夜に映し出される夜の富士山、富士の麓にいるからしか見られない。

富士山の顔、テントと共に見る富士山、格別です。

テントの中で、初めて戸高さんが今まで経験してきた登山の経験。

そこから得たこと、感じたことを大切な富士山の上で聞くことができました。

そこには、山の上で聞く臨場感、緊張感、空気感ととも感じられること本当に贅沢でした。

そして、本当に戸高さんの物語を富士山で聞くことができたこと

それが本当に嬉しかった。生まれ変わった経験を知っていたからこそ。

年越しを迎える瞬間。みんなで外へ出てカウントダウン。

富士山の麓には、フラッシュが光り、花火が打ちあがる。

空の上から見るような景色、そして、空を見上げれば満点の星空が広がる。

心満たされ瞬間だった。

ふと気づけば朝を迎える。空の色が変わり、テントの外に出る。

雲と空の境の色が赤く光始める

背中にそびえる富士山が明るくなる

明るさの中に遠くに見える山々があらわれる。

山々の先に一筋の光が現れる。その瞬間、心の奥を照らす。神々しい光が辺り一面を照らす。

太陽の持つ力を感じる瞬間

その光に照らされた富士山が赤くそまり始める。

自分の影も伸び始める。

太陽の光が強くなる。

 

自分の影が力強く伸びる

気がつけば空に太陽の光が燦々と降り注ぎ、辺り一面が青々と光り輝く

青々とした空の上を気持ち良さそうに飛行機が飛んでいく

一夜を共にしたテントに感謝しつつ、そして、素晴らしい一夜を過ごす場所を

与えてくれた富士に感謝して山を降りる。

降りていく山の中の森にはたくさんの優しい

姿が広がる。

無事に下山し、仲間とともに温泉に浸かり、感じたことをシェアする。

それから帰る準備をすると富士に惹かれた。透き通った空に浮かぶ富士山

目を奪われた。ずっと、ずっと見ていた。空の色が変化、雲の形が変化し、同じ瞬間はない。

富士そのものはただあるだけなのに、全てのものが変化しているように

心を引きつける、まだ、何故ここまで富士山に惹かれるのか答えは分からない。

ただこの瞬間を大切にしていきたい。

空の色が変わる、雲の形が変わる。

富士の山肌に龍が現れる。

刻々と龍から鳥が羽ばたくように雲が姿を変える。

この目の前にある富士山にいつか子供を連れてきたいと心から思う。

その想いをいつか形にしたい。

本当にそう富士に願った瞬間だった。

 

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静かな森の世界へ①

人生で初めて海外へ渡った

12年前の2005年5月13日

帰国する友人の住む街、ドイツへ

 

パスポートも持っていない

そんな自分が行くと決めたのは

渡航する1ヶ月前

 

本当に勢いだった

 

そして、友人に会いたい

そんな純粋な想いだけで

全てのものを1ヶ月で用意して飛び立った

 

 

そんな場所を訪れた経験は

今の自分の人生にも大きな影響を与えている

 

 

そして、森との縁があったのだと

今改めて思う

 

 

そんな物語を綴っていこう

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憧れの山 〜今ここを大切に特別な世界へ ④〜

不安を取り除くために

 

想像を超えた状態で

想像を超えたこの場所にいることだけはわかった

自分の体力の状態、そして、今いる9合目という3,000mを超えた別世界

 

これから目指す場所までの距離は

あと少し手を伸ばせば届く場所

ただ本当に遠く甘くない場所

でも、目指す場所はこの先にある

 

 

頂上に目を向ける前に全力で

自分の脚が一歩でも前へ踏み出せるように

ストレッチしエネルギーを補給する

呼吸をしっかりと整え、酸素が足までしっかりと届くように

リラックスしながらも身体に意識を向けながら

身体を休めた

 

本当の挑戦はここから始まる

 

気持ちが落ち着いた瞬間

目指す頂きを見上げた

あんなに遠かった頂きが

自分の目で確認することができた

残り少ないエネルギーを最大限に使って登ることを決意するように

 

深く深く深呼吸をした

 

気持ちを決め、まささんに合図をし再び登り始めた

 

そこからは今まで以上にまささんの後ろを歩きながら

足元に集中する

まささんのついた足跡の同じ位置に同じ角度で着くように

ぴったりとつきながら

同じテンポで同じ速度で一歩一歩

 

気がつけば

あと0.5合で頂上という場所に着いていた

 

まささんが少しの休憩をしたら

すぐに頂上を目指すよと一言

 

その一言を聞いた瞬間

 

『最後までこのまま一気に行く』

『全力で行くよ』

 

そんなメッセージを受け取った瞬間

自分の力を出し切る瞬間だと身体のうちにあるものを奮い立たせた

 

そこからまた一歩一歩登って行く

このままいけるのか

そう思った瞬間

そんな想いは打ち砕かれる

とうとう両足の太腿が悲鳴をあげたのだ

 

最後の力を振り絞る

 

すぐに座り込み太腿を延ばす

まささんが塩分が必要だとすぐに

飴を渡してくれた

口に飴を入れ

両足を延ばす

呼吸を整えながら

足の状態に意識を向ける

 

呼吸を整えるどれくらいの時間だっただろう

大丈夫だと身体の声が聞こえた瞬間

立ち上がった

 

深呼吸を何回かした

『最後まで行くぞ、大丈夫か』

自分の気持ちに聞くように

深く深く深呼吸した

 

そして、まささんに合図し再び登り始めた

それから本当に自分でも信じじられないぐらいの

スピードで登っていたように思う

 

 

まささんの足元に集中して歩を進める

どれくらい時間がたっただろうか

 

 

夏の登山した時の記憶が蘇る

山頂付近のチェーンが見えてきたのだ

山頂を見たい、前を見たい

そんな誘惑が出てきて

ふと見上げてしまった

 

その瞬間、リズムが崩れ、体力を奪われる

 

もう一度気持ちを

”今ここ”

に集中するんだと言い聞かせた

 

そして、気がつくと頂上の鳥居の前に立っていた

 

まささんに先に鳥居に行くように促され

鳥居に向かって歩いて行く

一歩近づくたびに心の中にある何かが震えていた

そして、涙が自然と溢れた

 

この場所に行きたい、本当に挑戦したい

そう思い、まささんのサポートのもと

ず〜と憧れの山だった富士の頂きにたつことができた

その想いが身を結んだ瞬間だった

 

この場所への縁を繋いでくれた仲間、支えてくれた家族、

そして、全力で安全を確保しながら支えてくれ、

リードしてくれたまささんに心から感謝します。

本当にありがとうございました。

 

憧れの山は、様々な顔を持つ

 

夏の富士でも頂上付近は特別な世界であることを感じていました

今回、残雪の残る富士の頂きに立って

改めて自然の強さ、厳しさ、優しさを肌で感じました。

これから、また自然と対峙する機会を大切にしたいと心から思うようになりました。

 

富士の特別な世界をみなさんに

【頂上浅間大社】

【富士山火口】

【富士の雲海】

 

 

 

 

 

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憧れの山 〜今ここを大切に特別な世界へ ③〜

初めての経験

 

彼方まで広がる雪の斜面を登り始める

冬用の登山靴に10本のアイゼンをつけ登り始めた

 

先日、残雪の残る雪山を軽アイゼンを使って登った

しかし、その経験とは全く違うものだった

 

まささんにアイゼンのつき方、脚の運び方を教わる

アイゼンは足裏全体で斜面を捕まえるように

そして、山側は進行方向に真っ直ぐに、谷側は斜面下に向けていく

斜め上に一歩ずつ上がるように

 

ある程度斜面を横断すると、ピッケルをしっかりと雪面に刺して

方向を転換する

 

教えてもらったが、すべて初めての経験、それもぶっつけ本番

中々、まささんのように足場をしっかりと作りながら登っていくことは本当に難しい

 

そんな難しさを感じながら登っていた

 

そんな中、立ち止まりふと後ろを振り返ると

 

誰も歩いていない雪面に足跡がくっきりと

自分たちの歩いてきた証だと伝えるように

一本の線となっていた

 

その足跡を見ながら、自分たちで道を選び進むとは

誰も歩いたことがない場所を選び、一歩一歩進んでいくことなのかもしれない

そんな想いが自然と出てきた

 

雪山はそんなに甘いもんじゃない

 

一歩ずつ脚の運び方、つき方を意識しながら登っていく

中々、まささんのように安定しない

その不安定さは体を支える太腿に知らず知らずのうちに

負担をかけていく

 

 

ふと振り返る

気がつくと眼下にはその感覚を忘れさせる雲海が

顔を変えて広がっていた

 

その雲海のエネルギーを力に変え

再び登りだす

その先には噴火の痕跡を示す

岩盤が顔を見せていた

その岩盤を目指し、登りだした

 

 

一歩一歩着実にただ足取りはまだまだ安定しない

気がつくと右足の太腿がすでに張り始めた

 

まささんと同じ場所を歩けるように

そして、しっかりトレースできるようにと意識を集中し登っていく

テンポが同調し、共振する瞬間が少しずつ起きるようになってきた

ただ長くは続かない

 

すぐにバランスを崩す

 

またリズムを取り戻すのにたくさんのエネルギーを使う

その繰り返し

等々、右足の太腿は悲鳴を上げ始めた

休憩を挟みながら登っていく

 

8合目の山小屋が見えた

あと少しで休める

そんな気持ちが横切る

 

その瞬間

”今ここ”

を大切にできていない自分がいた

はやる気持ちがまた体に負荷をかけていく

 

本当に登れるのか、そんな不安が横切る

 

7合目を超えたとき

完全に右の太腿が攣りそうな状態だった

すぐに斜面に座り

疲労を抜くために右足をストレッチした

 

負荷をかけないために

まささんの足の運び方にさらに集中していく

少しずつ同じような足の運び方ができる時間が少しずつ

延びて行った

 

ただそれは意識的にやっているだけなので

集中が切れるとすぐにバランスを崩す

 

8合目を超えたとき

今度は右足の太腿を庇っていた左足の太腿が悲鳴をあげたのだ

この時、本当に上まで行けるのかそんな不安が頭の中に溢れていた

 

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憧れの山 〜今ここを大切に特別な世界へ ②〜

穏やかな朝の時間

 

トラツグミの鳴き声を聞きながら

美味しいごはんとコーヒーをゆっくり

味わいながら朝の穏やかな時間を過ごしていた

 

日の出が近くずくにつれて

空の色が青く明るくなっていった

 

少し落ち着いてから、4時を過ぎた頃

出発地の目標地点に5合目に向けて出発した

窓の外には日の光を浴びて

少しずつ表情を変える富士山

そして、眼下には雲海が広がっていた

 

眼下に広がる雲海を眺めながら

 

5合目に到着した

そこにはすでに多くの車が止まり

皆、登山に向けて荷物の最終確認をしている

多くの方がスキー板やボードを背負っていた

登山のみの方は少数派のようである

 

 

私も荷物のチェックを始めた

これから長い道のりが待っている

忘れものがあっても戻ってくることは難しい

しっかりと最終チェックをしていた

 

準備が整い眼下に広がる雲海を背にし

残雪の残る富士の頂きに向けて歩き出した

 

すぐに残雪が現れ始める

 

5合目から登り始めてすぐに

残雪が現れ始める

 

少しずつ落石させないよう気をつけながら

残雪を迂回しながら登っていく

 

小一時間歩くと6合目の山小屋に到着した

休憩しながら、靴紐を縛りなおし、呼吸を整える

やはり高度にまだ慣れていないためか

呼吸が浅くなり、しっかりと酸素を取り込めない

焦らずに繰り返し、繰り返し

息を吐くことに意識を向けて呼吸を続ける

 

6合目を後にし

少し登り始めると現れたのは、斜面を覆う雪の壁

そして、振り返ると朝日が昇り、どこまでも続く雲海が広がっていた

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憧れの山 〜今ここを大切に特別な世界へ ①〜

残雪の残る富士山へ

 

宝永火口で過ごした翌日

戸高 雅史さんと一緒に登りたい

その想いを伝えた

すると、残雪の富士山へ登る機会の提案をすぐに頂いた

 

それから数日悩んだすえ、その瞬間の想いに正直に

残雪の富士山へ登ることをお願いした

 

それからの毎日は、過酷であろう残雪の富士へチャレンジするために

万全の装備と自分の身体の状態をいい状態にしよう

そんな意識をしながら過ごしていた

 

荒天は何を伝えているのか

 

日が近づくにつれ

週間予報でアタックする前日の天候が悪くなっていた

 

登るチャンスはないかもしれない

また次の機会になるかもしれない

 

さらに条件は登りたいという思いとは裏腹に、どんどん悪い予報になっていく

 

 

前日、関東、中部地方は100mmを超える大雨の予報

出発時間を遅らせる方向で話が進んでいた

 

そして、集合の当日の朝、出発準備をしていると

戸高さんから山頂付近が積雪の可能性が高い

登頂を目指すなら日程変更も視野に入れた方が良いかもしれないと提案を受けた

 

正直悩んだ。。。

 

楽な方へ楽な方へ行きたい

そんな弱い自分が現れては消えていった

 

ただその時、 ”今ここ” を大切に原点に帰った

 

今大切にしているのは、天気が悪いのも山

条件が変わるのも山であり、自然の力、それを肌で感じたい

経験豊富な戸高さんとその瞬間瞬間を感じとって行きたい

その場でしか、その場所に行かなければ経験できないこと

たくさんのことを学びたい

 

そう思い、戸高さんに登頂できなくても引き返すことになっても

チャレンジしたいと正直に伝えた

 

その想いを戸高さん、いや、まささんは大切に受け止めてくれた

それが本当に嬉しかった

 

深い森の中に響く、トラツグミの鳴き声

 

山中湖へ向かう途中

まだ雨が降っていた

 

夕方6時、天気の予報通り雨は上がっていた

 

まささんのベースで最終的な装備を確認し

美味しい夕飯を頂いた後、8時過ぎに水カ塚駐車場へ

まささんと二人で移動した

そこには雨上がりの富士

月明かりに照らされ凛と佇んでいた

 

今回、天候の影響もあり、まささんの二人でのチャレンジとなる

3時に起き、4時に5合目に出発す予定で

仮眠に入った

 

キーイ、キーイという音が一定の間隔で聞こえてきていた

 

3時に起き、外に出てみると

靄に包まれていた

 

そこには、キーイ、キーイと高い鳴き声、低めの鳴き声の

トラツグミが鳴いていた(※トラツグミの鳴き声

まささんがその鳥は深い森の中で鳴くことはある

この場所で鳴くようなことはないと教えてくれた

 

車の中にいながら二人で深い森の中にいる不思議な体験だねと話していた

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憧れの山 〜自分との約束、そして未来へ〜

自然の力強さと怖さを感じる

 

時間は少しずつ過ぎていく

それに伴って気温が少しずつ下がっていく

天気が良い時には放射冷却で気温が下がる

 

冷たい空気が足元から身体を冷やしていく

それは眠りにつこうと思っていても

寒さが先行して眠れない

 

身体を動かす、温かいもので身体を温める

それでも寒さが治らずレインコートを着た

風が通らないことでこれだけ違うのか

そう安心した瞬間に眠りに落ちていた

 

夢ごごちの中

地面の下に大きなエネルギーを感じ

頭の上に誰かが来たのではないか

そう感じた瞬間があった

 

気がつけば太陽が明るい日を自分に届けてくれていた

偉大さを感じた

 

雲海を見ながら

 

一段高い場所に立つ

そこには自分でも想像がつかないくらい

広い世界が広がっていた

 

戸高 雅史さんと一緒に立った場所

 

この場所が自分が今まで歩いて来た場所

そして、今の自分を感じる場所だった

それは戸高さんという憧れるリーダーに一歩でも近づきたい

そう思った瞬間だった

 

新たな未来に向かって飛びこもう

 

一段高い場所から

広大に広がる雲海を眺める

そこには、無限の力を秘めた世界が広がっていたように感じた

 

 

あの先に何があるのか自分の目で確かめよう

過去は十分に経験した

これからは自分の人生をしっかりと一歩ずつ前を向いて新たなスタートを切ろう

その立った場所で心に誓った

 

そして、心の気持ちを込めて

自分の決意を胸に雲海に飛び込んだ

 

2日間の短い時間だったが心に刻まれた大切な時間となった

一緒に時間を共有してくれた仲間に感謝

そして、ガイドしてくれた戸高 雅史さんに感謝

ありがとう

 

下山して振り返った富士山は優しさを持った顔でそこにいた

 

明日、残雪の残る富士へ再び。。。

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憧れの山 〜大地のエネルギーを感じる〜

山頂から拝むご来光

 

チームで登りきり、頂きでコーヒーを飲む

寒さを感じながらも

初めて見る山頂より見るご来光は格別だった

 

山頂での空気を味わいつつ

体温が風に奪われる前に

下山をした

 

チームで登山の経験を振り返る

皆が登頂の喜びとともに

戸高 雅史さんのリーダーシップを語っていた

 

その時、私は振り返りの時

チームで暗闇の中を一体になって登る姿を思い出し

自然と涙が溢れていた

 

チームの素晴らしい姿とともに

 

プライベートでたくさんの想いを抱えていた

その想いもあふれ出すように。。。

 

その出会いから数年

 

初めて富士の山の頂きに立ってから

ちょうど10年

 

あのチームの姿、そして、戸高 雅史さんのリーダーシップを目にした富士山

心のどこかにまた会いたい

そう思っていた

 

縁とは不思議なもので

自分から様々な場所に足を運ぶと

繋がって行く

 

そして、再び会う機会が訪れる

 

 

それは誕生日を迎える一週間前のことだった

 

アイゼンを雪の上に下ろすたびに響く

 

途中まで雪もなく

霧の中登って行く、時には霧が晴れ広い森が広がる

不思議なもので森は、瞬間瞬間姿を変えて行く

 

休憩後、雪は突然現れた

雪は思っていたより手強く怖い

足の置き方を間違えるとステンと転びそうだ

 

すぐに軽アイゼンを履く

写真で見たことはあったが

本物のアイゼンを履くのは初めてのことだった

 

 

アイゼンのついた足を雪の上におろす

サクッという音ともに足の裏がしっかりと雪面につき安定する

不思議な足裏の感覚だった

足の裏の感覚を楽しみながら

雪の上を登る

 

どんどん標高が高くなるにつれ

雪の量が増えていく

足場のしっかりとした場所を探しながら一歩一歩登って行く

 

気がつくと、大きな富士の山頂が顔を出した

 

目的地の宝永火口に到着した

満点の星空の下

 

中学生の時に天元台で寝そべって

夜空を見上げた時以来かな

 

 

満点の星空を眺めるのは

仲間と自分しかいない

 

 

仲間との楽しい対話の時間が過ぎた

 

 

自分の寝床につく

 

自分の寝ている下には火口がある

大きなエネルギーを持ったマグマが動いている

そう思うと不思議な力を感じていた

 

地面に寝そべり、360度広がる星を眺めながら

時は自然と続いて行く

かけがえのない時間だった

 

それから夜が進むにつれ

自然の力を感じることになる

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憧れの山 〜光の筋に合わせ、足音がリズムを奏でる〜

縁が縁を繋いでいく

 

初めて富士の山頂に立ってから

数年経ったある日

友人の誘いで再び富士山に登る機会を得た

 

登山家 戸高雅史(FOS)さんのリードのもと

初めてチームで登る人をサポートする大役を仰せつかったのだ

 

 

この戸高さんとの出会いが

自分の目指すリーダ像に

後々、大きな影響を与えるとはその時、思わなかった

 

チームで登るとは

 

少年野球を6年続け、キャプテンを任された

その時から

なぜかチームでプレーする競技が肌に合わないと思い

徐々に徐々にチーム競技から遠ざかっていた

 

”チームで登る”

 

正直、分からなかった

ただ私ができる最大限のサポートをしていこう

そう心に決めて2回目の富士の頂きを目指し

歩き始めた

 

歩を進めるリズムが同調していく

 

夕方には山小屋に到着する

早めの夕食を食べ

一畳もないスペースにギュウギュウになって早めの就寝した

 

夜中に出発する前

寝ているとガサゴソガサゴソと音がする

ふと目を通路に移すと

 

登頂に向けて

荷物の中身を丁寧に確認している

戸高さんの姿があった

当たり前のように当たり前のことを

淡々と行なっているようだった

 

皆が起き、夜の闇の中

山頂でご来光を見ることを目指して

登り始めた

 

少しずつ山頂に向け

ヘッドライトの光を頼りに一歩ずつ歩み始めた

 

どれくらい時間が経ったのだろうか

 

満点の星空の下

ふと立ち止まり、上を見あげた

 

そこには不思議な心に残る世界が広がっていた

 

先頭を行く戸高さんの足音に合わせ

チームの皆の距離が少しずつ等間隔になって行く

 

それに合わせ

皆がつくストックをつく音

そして、足音がどんどん同調して行く

 

気持ちの良いテンポで

サクッ、サクッ、サクッ、サクッ

 

暗闇の中に綺麗な光の線が浮かび上がり、

小気味良い音が静かな世界に響いていた