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憧れの山 〜はじめて自らの力で〜

思いがけずその時はくる

 

あれからどれくらいの時が経ったのだろうか
思いがけずその時は訪れる

富士の麓に和太鼓の仲間が住む家に遊びに行った時だ

仲間と明日どうしようかと話していると

『それじゃ、太鼓を持って富士山に行って叩こうか』

そんな話になった

その言葉を聞きながら内心は凄く嬉しかったが
平静を装って翌日を迎えた

 

初めて買った車で

 

早朝起きると快晴の空だった
颯爽と仲間の太鼓を後部座席に積み込んだ

その車は社会人になって初めて買った
黒の色が眩いワゴン車である

富士山に向かう途中
方向によって顔を変える富士を写真に取りながら

 

フロントウィンドウに映る富士
助手席側に映る富士
運転席側に映る富士

その顔に一喜一憂していると

あっという間に5合目まで到着した

 

赤色をした火山灰の上を

 

到着した5合目は
沢山の人達で溢れていた

 

自然と上に上に行きたくなる気持ちを抑えながら
ゆっくりと一歩一歩登って行く

シャキシャキ、シャキシャキと

火山灰同士が擦れる音が聞こえる

その音を聞いたとき

初めて富士山が活火山で噴火してできた山なんだと実感した

 

雪の残る富士を少し降りたところで

仲間と一緒に横一列に並んで和太鼓を叩いた

 

この場所で叩いた経験は何事にも代えがたい経験となった

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